vol.12 当院の根管治療が「精密」である 5つの理由とは?
当院の根管治療が精密である理由について、実際の症例に照らし合わせてご紹介いたします。
ある30代女性患者さんの症例です。鼻の横あたりにズキズキする痛みを感じ、歯肉の腫れも気になっていたため、一度、他院を受診され治療したが痛みがとれず、その後も1週間ほど同様の痛みが続いていたとのこと。さすがに我慢も限界がきて、インターネットで当院を調べられて受診された患者さんのケースです。
精密な理由① 当院ではCT(3次元診断)がアタリマエ
まず当院では、通常のレントゲン(2次元診断)と、CT(断層撮影レントゲン)による3次元診断の両方を行っております。CTを診断に使う理由は単純で、3次元には2次元では気づけない情報を得ることができるためです。術者としても、患部の状況を正確に把握することができるため、憶測ではなく確実な治療ができるためでもあります。
CT(3次元診断)で、予想を遥かに超えて『大きく溶けた骨の感染状況』が判明
30代女性の症例では、2次元レントゲンでの診断で「根の先端部の骨が細菌感染して骨が大きく溶けている」ことが判明しておりました。それから、CT(3次元診断)で、痛みのある骨周辺部を【前後の断層画像】【左右の断層画像】【水平の断層画像】で、立体的に診査したところ、「前側(唇側)の骨が完全に溶けていること」を確認しました。想定していたよりもかなり広範囲に感染が広がっている状況を正確に把握できたのはCT(3次元診断)があったからこそです。
精密な理由② 2種類の根管治療の用意がある
このように根の先端部で細菌感染を起こしている場合、まず「根の治療(根管治療)」が必要になります。当院では、2種類の根管治療のご用意があり、治療法を選択できます。1つは通常の根管治療で、もう1つは外科的な根管治療です。
当院では、根管治療といえど選択肢が1つではなく、選択肢が2つ以上ある中で、患者さまの患部の状況やご希望にあわせた治療計画を一緒に検討できるのは患者さまにとってのメリットになるかと思います。
30代女性のケースでは、まず身体への負担の少ない通常通りの根管治療を実施してみて、改善が見られない場合は次の選択肢「外科治療」に進む。という二段構えの治療計画を立てて、根管治療を開始しました。
精密な理由③ すべての根管治療で100%マイクロスコープを使用
まずは通常通りの根管治療を実施しました。当院ではすべての根管治療で歯科用マイクロスコープを100%使用して治療をしております。100%使用できる理由は、院内に4台のマイクロスコープを導入しており、全歯科医師がしっかりと顕微鏡診療の研鑽を積んでいるためであります。
精密な理由④ 外科処置にも2つの治療の選択肢がある
さて当院には、外科治療にも「歯根端切除術」と「歯の移植」の2つの治療法のご用意があります。
歯根端切除術とは?(厚生労働省 e-ヘルスネット)
歯の移植とは?(日本歯科医師会ホームページ〉
今回は「歯根端切除術」を選択されました。もちろんマイクロスコープを使った外科処置です。外科治療後、腫れも痛みもなくなり、30代女性の素敵な笑顔をやっと見ることができました。
外科処置から3ヶ月後、骨の回復を確認できた
外科処置をしてから3ヶ月後、治癒状況の確認のためCTで再度確認を行ったところ、骨が大きく溶けてポッカリと穴があいていた部分に、骨が回復しているのを確認できました。(以下、画像参照)
精密な理由⑤ 保険適用だから、全ての方が精密治療を受けられる
マイクロスコープ、CT撮影、歯根端・・・、移植・・・、
皆様にとっては、あまり聞き馴染みがない言葉ですよね。
聞き慣れないためか、
皆さん、言葉だけ聞いて「どうせ保険がきかないんでしょ?」と判断されて、
「すべて保険診療でできる」とカウンセリングでお伝えすると、
皆さん口を揃えて驚かれます。
精密な治療を保険で受けていただけるので安心してご来院ください。
特に土台の治療はとても大切です。精密な治療をできる医院を選択されてください。
まとめ 当院の根管治療が精密な5つの理由
1、すべての根管治療で100%マイクロスコープを使用
2、CT(断層撮影レントゲン)で、骨の中を3次元診断できる
3、通常治療と外科治療の2種類ある
4、外科処置は、歯根端切除術と歯の移植の2種類あり
5、根管治療すべて保険診療。CT、マイクロスコープも保険内で実施
「歯ぐきが痛い」「歯茎が腫れた」「膿みが出る」時は、根管治療が必要かもしれません。
保険で精密な根管治療のできる、当院へご相談ください。